来年生産予定のオステオスペルマムの試作品を紹介します。
パートさんからは、きれいとお褒めの言葉を頂いた品種です。
パートさんにいいと言われると嬉しいものです。
育種をしていると、インパクトのある世の中にない花色を作り出したいという育種者根性が出てしまいますが、
育種者のエゴでない、消費者がほしいと思える商品を作りだすことが大事になりますね。
このオステオスペルマムは、何の変哲もない色です。
でも私のこだわり部分は、花色ではないんです。
このオステオスペルマムは、横に広がっていく性質なんです。
しかもだらしなく伸びるのでなく、じわじわと伸びていくんです。
この写真の物は、一か月前に30㎝ボールプランターに4株植えました。
それから何の手直しせずに、このボリュームです。
どうですか?キレイにしだれていますね。
オステオの選抜を始めて10数年、小林花卉で育種された品種がだんだんと、形になってきました。
暑い場所でも育つ対暑性のある品種、節間が短く株が乱れにくい品種、オステオのように横張り性のある品種など、
花色だけでなく+αにもこだわりたいと思っています。
小林花卉の植物は、何かが違うと思った方、そこに隠された特性があるかもしれませんので、ぜひ試してみてください。