昨日に続きオステオスペルマムの紹介です。
この画像は昨日撮ったのですが、株の違いを分かってもらおうとわざと並べてみました。
去年の秋に種をまき、植えこんだオステオスペルマムですが、ここまで大きくなりました。
小林花卉では挿し木繁殖しているので、市場に出荷する商品で種をまくことはやっていません。
ここまでばらばらの生育をしていたら、管理が大変でいい商品はできません。
種苗会社では、生産者の為に草丈を揃え、開花期を揃えるよう種取りをしているんですよ。
その製品率の高さで、同じ色のパンジーでもメーカーさんによって販売量が変わってきます。
そういう揃いのいい種子を販売しているのに、なぜこんなバラバラの生育をするのに種をまいているかというと、育種の為なんです。
花色がいいけど株が良くない個体と、株はいいけど花色が良くない個体のいいところを
交配して獲得する作業をしています。
焦らず、でもキチンと狙った形質を獲得できるようやっていきたいと思います。
3月に入れば開花してくるので楽しみです。